思ったこと 感じたこと

書評:最高の体調(鈴木佑)

この本の概要

進化論的な観点から、狩猟時代に作られた人間の性質や気質が如何に現代の生活と合っていないかを説明し、それに対する対処法を書いている本。

この本を読んでどう思ったか

自分は狩猟時代に向いている人間で、現代の刺激過多な世界に向いてないんだとわかった。なんとなく生き辛さを漫然と感じていたが、なぜそう感じていたのか腑に落ちた。それと同時に、多すぎる刺激に対して自分がどうふるまえばいいのか、解決策を提示された気がした。

勉強になったところハイライト

ナミビアのヒンバ族の集中力はロンドンの若者より40%優れている

別に種族的に優れている、という話ではない。都市生活の若者はヒトの脳に備わった警戒システムである偏桃体が過敏だから、と説明している。
サバンナにはなかった高層建築物や夜も輝き続けるネオン、常に繋がった状態のインターネット。狩猟民族時代の暮らしではありえない大量の情報や刺激が脳に混乱を引き起こすと筆者は述べている。
そのため、現代人の偏桃体は常にスイッチがオンの状態であり、どうしても集中力が分散してしまう。

2017年にテキサス大学が行った実験がある。
目の前に電源を切ったスマホを置いたグループとスマホを視界から遠ざけたグループに分けどちらの方が集中力が持続するか確かめた。
結果はスマホを近くに置いたグループの惨敗。人間はデジタルデバイスを知覚しただけで目の前の作業に使える認知のリソースが減ってしまうのだ。

この実験から以下の2点の対処が出来る。
①目の前の作業に集中したいときは可能な限りそれ以外のものを排除する(知覚しない仕組みを作る)
②デジタルデバイスなどを意図的に遠ざけることによって外部との繋がりを断ち、身体を休めることが必要

知らず知らずのうちに身体のリソースを使用しすぎていると認知することによって、身体本来の機能を意図的にOFFにすることが大事である。

今回はここまで。

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